介護

在宅介護での主な登場人物。認知症のじいちゃんの話。

こんにちは、ホクぼです(^^)/

今回は、じいちゃんについて少しお話していこうと思います。
切ない、けど、これが現実、介護の一幕です。

 

じいちゃんの今の現状

約4年前に認知症と発覚し、しんどいことも多々ありました。
家族で乗り越えつつなんとかやっていますが、認知症もだんだん進行してますし、今が一番大変です。

先日、認定調査を受け、「要介護3」になりました。
介護に関わっている方はご存知だと思いますが、一般的に日常生活の中で全面的に介助が必要な状態になります。

認識度でいうと、物忘れは秒です。
今聞いたことをすぐ忘れてしまうので、何度も何度も同じことを聞いてきます。

曜日が気になるのか繰り返し聞いてきますが、毎度こっちも付き合うのがしんどくなるので、違う曜日を言ったりします。笑

本人もすぐ忘れるので、嘘を伝えてもバレることはありません。(最低、、)

 

食事も食べたことを忘れるので、しばらく食器は置いたままにして、
「食べてへん」と言ってきたら食べ終わった食器を見せるようにしています。

日中はリハビリに通っていますが、送迎車で帰ってくると「降りるんか?」と必ず言い、自分の家ということを理解していません。

リハビリが休みの日には、「今日は来ない」と何度伝えても「迎えが来る」と言い張って、玄関の外を見ようと勝手に家を出ることもあります。

足が弱いので遠くに行くことはありませんが、転倒でもしたらしたら大変ですからね。目が離せないのです。

机に置いてあるグラスを片そうと中をのぞくと、入れ歯が入っていたりします。笑

入れ歯がなくなることは日常茶飯事で、ないと探し回ると、丁寧にティシュにくるんで引き出しにしまっていたり、、笑

本当に何をするかわかりません。

何をするか分からんでいうと、近くにハサミを置いておくと何もかにも切ってしまいます。

テレビや扇風機、電話などなど、色々やられましたね、、笑

 

じいちゃんの口癖は「俺は知らんぜ」

おねしょをしても、「俺は知らんぜ」

テレビのコードを切っても、「俺は知らんぜ」

さらに「お前がやったんやろ」

「俺に言うなや」、、、

これだから、困ります。

物がなくなってどこ探してもない時は、ティシュボックスの中にあることが多いです。

入れ歯もリモコンも、自分で鼻をかんだティシュのゴミも、箸やスプーン、机に置きっぱなしにしていつの間にかなくなっていた、どこ探してもなかった私のイヤホン。

物を隠す天才なんですが、やはり鬱陶しい時もあります。

「いい加減にして」とこっちがイライラすると、じいちゃんも「じゃかましいわ」と怒り出すので、優しく誘導しないと本当に疲れます。

ただ、自分が怒ったこともすぐ忘れるので、後腐れはありません。笑

 

じいちゃんはきっちり人間

そんなじいちゃんですが、元々「きっちりした性格」だったということも影響していると思います。

新しく購入した家電製品にはテープライターで日付を記して貼っていたり、自治会長を長年務めていたこともあり、資料制作なんかはお手の物。
地域住民の世話をしたり、シルバーとしても色々と活動してました。

自分で作成した資料をきっちりファイリングしたり、身の回りはきれいに片付いてありましたから、机の上をきれいにするというのはよくやっていたこと。

今でもティシュに物を入れて片すのは、じいちゃんに染み付いたきっちりとした性格からきているのではないかなと思います。

 

夜寝る時にでも、きっちり人間は登場します。

中々寝付けず、ベットでごそごそして何かやっているのですが、布団をきちんと平らにしたり、枕もとに置いてあるタオルやなんかを一からたたみ直したりしてるんです。

ベット横の手すりにかけてある帽子の向きをきれいに整えてみては、それを元に戻して、またやっては戻すというのを永遠に繰り返してます。

 

きっちりしているで言うと、大変だったのは、手続き系です。

ばあちゃんも若くして母親を亡くし、弟の面倒を見なくてはいけないということから学校へ行くことができませんでした。

なので字を書くことが苦手で、銀行や役所など手続きするはいつもじいちゃんが担当。ばあちゃんはあまり把握していませんでした。

じいちゃんが認知症になってから、自治会やシルバー、他にも様々なことができなくなり始め、辞めるにしてもどう手続きするのか、まずは何をやっていたか調べなくてはけませんでした。

その頃のじいちゃんは、まだ認知症といっても、身の回りについてはほとんどできていたので、自分は大丈夫という意識があり、説得するにも一苦労でした。

皆さんに迷惑をかけるのは目に見えていましたし、このまま続けるにしても何かあってからでは遅いなと、、納得してくれるまで時間はかかりましたね。

ただじいちゃんの気持ちもすごく分かるので、やっぱり可哀想で、辛かったな、、

きっちりしていたけど、自分が認知症とは思っていないだろうし、その為の準備まではさすがにやっているわけありませんよね、、

 

名前を呼ばれるということ

じいちゃんは何もかも忘れてしまいましたが、ばあちゃんと私のことは覚えているようなんです。

悲しいですが、自分の息子のことは忘れてしまいました。

父が仕事から帰ってくると、「おーおーおー」と分かっている風で、ちゃんとした会話はしています。

ただ、よくよく話を聞いてみると、じいちゃんは父の事を、職場の後輩として認識しているようなんです。笑

「ずっと一緒にやっとったからな」

じいちゃんの中では後輩みたいです。

最近では父も話を合わせて笑っています。

 

妹①は、病院の日に車で送ってくれるのですが、
じいちゃんの中では、「リハビリの人」

車に乗せる時も「すんません、すんません」と言っています。

じいちゃんの中では、よくしてくれるなといった感じですかね。

 

ばあちゃんがいないと「○○どこ行った?」と聞いてきます。
ばあちゃんのことはちゃんと名前で呼んでいるので、しっかり認識しています。

じいちゃんには孫が8人いるのですが、その中でも覚えているのは私だけ。
唯一ずっと介護をしていたこともあってか、理解してくれているようです。

ただ、ばあちゃんが私を指さして「この人は誰だ?」と聞くと、「自分が名前言ってみんか?」とはぐらかします。

ある時、同じように「あの人誰や?」と聞いた時に言ったのが、

 

「なんでも屋」

 

家族は爆笑してましたよね。じいちゃんの身の回りのことを私がやっていますから、なんでも屋と言われれば、まあ間違ってはいませんよ、、笑

でも本当にそう思っているのかな?とね。

元々関西に住んでいたこともあり、ツッコミやボケというのはよくありました。認知症を患ってからもふと笑かしにかかるので、本当にボケているのか、ボケに走っているのか、分からない時があります。

 

ただ、ふとした時に、「ホクぼ、これ取ってくれんか?」(もちろん本名ね。笑)と呼ばれることがあって、

「あー、本当に私のこと分かっているんだな」と思うと同時に、名前で呼ばれることに嬉しさを感じている自分に気付くのです。

なんなら、好きな人に名前で呼ばれた時のように、ドキッとしてしまう、、

その後、じいちゃんかよと思うのだけれど、、笑

 

あんまり意識したことはなかったけど、認知症のじいちゃんに名前で呼んでもらえるってこんなに嬉しいんだなって実感しましたね。

 

まだ書ききれないくらい、格闘の日々なんですが、こんな嬉しさに出会いながら頑張っております。

今日はここまで、次回をお楽しみに☆

ホクぼでした~(^^)/

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